海自機密データ:「極秘」暗号書類などネット上に流出

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/news/20060223k0000m040148000c.html

海上自衛隊の「極秘」と書かれた暗号関係の書類や、戦闘訓練の計画表とその評価書など、多数の機密データがネット上に流出していることが、22日分かった。流出した海自情報はフロッピーディスク約290枚分に相当する膨大なもの。約130の自衛艦船舶電話番号や顔写真付きの隊員名簿、非常時連絡網なども含まれており、防衛庁は事実関係について調査を始めた。軍事専門家は「トップシークレットの情報が含まれている」と警告。過去最大級の軍事情報漏えい問題に発展する可能性も出てきた。【サイバーテロ取材班】

おいおいおい・・・大丈夫か日本。
というか、大丈夫じゃないなこれ。
仮にも公務員が、仕事で使うPCでWinnyとかアリエナイ。
これらの情報を流すというのは、国賊とか国家叛逆とかそういう領域だ。
情報漏洩した人間の実名も流れているらしいし、家族構成もほぼ判っているようだ。
小さな子供がいるみたいだが、本当にかわいそうだ。

 注目されるのは「暗号関係」というフォルダ。この中には、暗号の解読機とみられる「符号変更装置」の操作手順の詳細な記述があった。また、「極秘」と記された、非常用暗号書や乱数表などの書類の名称と整理番号をまとめた「暗号書表一覧表」があった。数字を羅列した「側方観測換字表」や、自衛艦コールサインをまとめた表は「秘」となっていた。

 一方、「ドリルパッケージ」というフォルダ内には「監視経過概要」のタイトルで、「本艦の258度、38マイルに探知(監視ラインの外1600yds)」「情報収集A法発動」「目標との距離を1000ヤードつめる」など、何らかの船舶を追跡したとみられる記録がある。訓練かどうかは不明だが、専門家は海自の作戦能力を知られる危険性を指摘する。

 「電話番号一覧」という名のファイルには、090で始まる電話、ファクスなどの「船舶電話番号」や、「衛星電話番号」などのデータが並び、「昨年3月現在」と上部に表記されていた。大量の電話番号が出たことで、より大切な情報にアクセスされる恐れもある。

 ▽軍事アナリストの小川和久さんの話 ここまでまとまった資料はトップシークレットと言える。他国の情報機関やテロ組織にとっては宝の山の資料だ。内通者をつくったり、なりすましを許しかねない。特に船舶追跡記録は、作戦能力が分かる可能性もあり、まずいのではないか。海自は直ちに対応しなければならない。


もう、どうしたものか・・・。
ネットに流出したら完全に消すことなど不可能だ。
これほどの失態は世が世なら、国が国なら現世から懲戒免職されるところだが
流石にそういうわけには行かないし、そうしたところで情報が返ってくるわけでもない。
さて、どんな対応、処分をするのか注目だ。